環境システム・リサイクル科学研究部門small logo

環境システム・リサイクル科学研究部門では...

名古屋大学エコトピア科学研究所環境システム・リサイクル科学研究部門では,人間活動に伴い排出される地球環境負荷物質や有害な難処理人工物の発生を抑制するとともに,無害化・再資源化処理によりこれらを有効に再利用するための技術開発を行っております.また,このような生産,消費,廃棄を含めた資源のライフサイクルを適正に評価し,環境共生型社会システムを構築するための研究も進展させています.

名古屋大学エコトピア科学研究所環境システム・リサイクル科学研究部門は,平成16年4月に名古屋大学エコトピア科学研究所の前身である名古屋大学エコトピア科学研究機構の環境システム・リサイクル科学研究部門として発足いたしました.それまでの難処理人工物研究センターと環境量子リサイクル研究センターに加え,理工科学研究総合センターにあった一部の研究グループを総合して,新しい基幹研究部門として出発したものです.

研究組織の特色

名古屋大学エコトピア科学研究所では,学内外の研究者と共同して,狭い学術分野にとらわれない融合研究を進めることを実践することとしており,環境システム・リサイクル科学研究部門も例外ではありません.弾力的・流動的研究システムを採用していることにも特色があり,研究テーマごとに5〜10年程度の期限を付け,研究課題と研究者を時代の変化や研究動向に即して流動させることとしています.下記の研究グループのうち,環境エコロジーシステム研究グループの所属は融合プロジェクト研究部門です.また,学外から2名の客員教授を招聘して広い視点からの研究を展開しております.

物質変換・再生処理システム研究グループ環境に有害な廃棄物の無害化や,処理の難しい廃棄物を再資源として有効に利用するための物質変換・再生処理法の開発研究を行っています.また,光触媒を利用した環境にやさしい物質・エネルギー変換反応プロセスの開発を行っています.

難処理複合人工物処理プロセス研究グループ環境に有害で処理の難しい廃棄物,なかでも複合材料,焼却灰・焼却飛灰,スラッジ,シュレッダーダストなどの分離・分割が極めて困難な混合物や複合物(難処理複合人工物)を再資源化(分離・回収・再生),あるいは,無害化(安定鉱物への人工復元化)するための処理技術の開発を行っています.

難処理安定人工物処理プロセス研究グループ化学的に安定であり,処理を行う際には酸性ガス,ハロゲンガス,金属など有害物質が環境中に拡散する恐れのある人工物(廃プラスチック,ハロンガス,農薬など)や,生体に対して悪影響を及ぼす可能性があり,大量に発生する廃棄物(めっき廃液,焼却飛灰・溶融飛灰,カルシウム系廃棄物など)を難処理安定人工物として定義し,これらの人工物に対して,廃棄物処理の複合化による「資源・エネルギー・環境調和型処理システム」の構築を目指して研究を行っています.

環境エコロジーシステム研究グループ(融合プロジェクト研究部門)少量だが地圏環境中に広く拡散し,広範囲にわたる環境浄化が必要な毒性・有害性化学物質や無害だが大量に発生するために処理が必要な有機質廃棄物を対象とした原位置浄化処理システムの構築を目指しています.生物学的,物理化学的両アプローチの融合を核として,地圏環境汚染のバイオレメディエーションおよび有機質廃棄物のコンポスト化仮定における微生物・化学物質の挙動のモデル化やそれらの制御方法,化学物質の土壌生態影響評価手法に関する研究開発を行っています.

環境共生社会システム研究グループ自然環境と調和した省エネルギー型,省資源型,低環境負荷型で豊かな文明社会を気づいていく環境共生型社会システムを構築するため,多面的かつ総合的な観点から掘り下げ,新たな発想に基づく技術とその評価法の創成を目指した研究を行っています.

核燃料物質リサイクルシステム研究グループ量子エネルギー利用の基になるウランやトリウムのような核燃料物質をできるだけ二次廃棄物が発生しないように回収してリサイクルに供する方法やそのための新しい計測方法を研究しています.さらに,ウランやトリウムのもつ 5f電子の科学を発展させ,これまでにない画期的な機能性材料として利用することも目指しています.

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